音楽は私、じぃじ君の生業(なりわい)ですが、やっているのは、演奏というよりミュージッキング。英語で書くと、musickingです。

何だか音楽の王様みたいですけど、意味は全然違います。音楽と音楽につながるあらゆる思いや行いを含めて考えていこうという「音楽教育」の分野で生まれた言葉です。ふと好きなフレーズが思い浮かぶのも、何気に歌詞に目をやるのも、いそいそ演奏会場に足を運ぶのも、そう椅子並べだってミュージッキングです。

音楽療法士のじいじ君は、とりわけ「ごいっしょする」ミュージッキングがテーマです。

おんがくファームまんどろ

教員時代にも障がいのある子どもたちと様々な音楽活動を楽しんできましたが、2000年に学校の先生を辞めて、音楽療法士として本格的に活動をするようになりました。


「おんがくファームまんどろ」は、とりあえずはスタジオとオフィスの場所そのものですけど、フリーになった僕の所属名でもあり、活動の旗印とも言えます。そして音楽療法やライブ活動、時にはイベントもしかけながら、様々な人との音楽の交流を重ねてきました。「おんがくファームまんどろ」はそういう人たちとの絆でもありました。



スタジオとオフィスだけでなく、ゲストハウスも充実させました。ミーティングや勉強会、宿泊もできます。バンドやゼミの合宿にも使ってもらえれば嬉しい限りです。 


「おんがくファームまんどろ」が、ますます、出会いと交流、そしてつながりの拠点となれるといいなあ、と思います。


まんどろとは...

三重県の南部、紀北地方(紀伊長島、海山、尾鷲)の方言で、夜、漁に出る船の灯りのこと、つまり漁り火。語源は「万の灯篭」からきているらしい。ぱっと明るい様子のときにもこの言葉は使われるとのことです。


東北、青森の津軽弁でも同じ意味で「まんどろ」という言葉があるらしい。つながっているんですねえ。


一つ一つはばらばらで、それでいてなんとなく一まとまりの光景に加えて、何ともゆかしい言葉の響きにひかれて、自分の目指す音楽にもぴったりくるものを感じました。どこにも指揮してる人なんかいないのに、心にしみる穏やかな明るさでしょう。


障がいのある人との音楽活動で紀北町紀伊長島にお邪魔したとき、この「まんどろ」という言葉を知り、それ以来、グループの名前に勝手にいただいてしまいました。